2021/11/24
鉄道学科
鉄道学科2年生 国内研修旅行
リニア・富士急行・大井川鐡道体感研修
11月10日~12日で2泊3日の国内研修旅行に行ってきました!例年は1年次に実施をしていますが、新型コロナウイルスの影響により延期となり、2年次に行いました。
今回の研修の目的は、過去・現代・未来の鉄道の変遷を知ることと観光鉄道の営業努力を体感することです。
<未来> リニア見学センター ※実験走行中のリニアのスピードを体感
<現代> 富士急行 富士山ビュー特急 特別車両 / JRかいじ号 / 東海道新幹線
<過去> 大井川鐡道SL
<山岳鉄道> 大井川鐡道 アプト式列車(南アルプスあぷとライン)
<観光鉄道> 大井川鐡道車両整備工場見学/講話
<1日目>
新宿駅からJR中央本線、特急かいじ7号に乗車し山梨県の大月駅まで向かいました。到着後はリニア見学センターを訪問しました。
リニア試験走行を見たり、ミニリニアに乗り浮遊体験をしたりしました。


その後は富士山に一番近い鉄道として有名な富士急行線の「富士山ビュー特急」1号に乗り移動しました。
乗車前にはマットがひかれていてプレミアム感が溢れています!特別車両は、水戸岡鋭治デザインの特徴である和モダンで統一されています。
車窓からは富士山を見ることができました。到着後は忍野八海を散策し、西富士宮のホテルに宿泊しました。
<2日目>
バス車内で2日目の日程説明を学生が行います。
まず、世界遺産構成資産である富士山本宮浅間大社と白糸の滝を見学しました。

そしていよいよ楽しみにしていた大井川鐡道のSLに乗車です!
昔ながらの車両で駅弁を食べながら旅気分を満喫しました。機関助士(機関士助手)の方は給炭や石炭の整備で大変そうでした。車掌さんがハーモニカを吹いている場面もあり沿線案内では終始エンターテイメントに溢れていました。


降車後はSL資料館を見学し、次は同じく大井川鐡道のラック式列車(アプト式)である「南アルプスあぷとライン」のトロッコに乗車です。
紅葉を楽しみながら風を切ってアルプスを走ります。アプトいちしろ駅にてアプト式電気機関車を連結し、いよいよ急坂を上ります。


日本のふしぎな駅ベスト1である奥大井湖上駅で降車し、全員で記念撮影。
そして世界が驚いた絶景を見に行きました。往復30分以上狭い山道を登り降りした先には世界が驚いた絶景を見ることができます。


<3日目>
最終日は寸又峡ハイキングコースの確認をし、「夢の吊り橋」に向けて出発です。夢の吊り橋は高さ15m・長さ97mの大吊り橋で、寸又峡の象徴的存在です。90分のハイキングに疲れた学生は「やれやれどころ」で少し休憩です。


その後は大井川鐡道車両整備工場を見学しました。大井川鐡道は、観光鉄道に徹しており、お客様を楽しませる・ファンになってもらうためにサービスやエンターテイメントに努めていました。
南アルプスあぷとラインに乗った時には、「車掌さんに研修旅行で来ている」とひとこと言っただけで降車駅の手前のアナウンスで「学校名を連呼して降車案内」をしていただきました。
この研修旅行で学んだことを卒業後、鉄道業界で働く際にぜひ活かしてください。